快適な画面作業
ゲームによる目の疲れ:プレイ中に目が疲れる理由
ゲームの後、目が疲れたり乾いたりしませんか?研究では、プレイ中にまばたきが減ることが示されています。プレイの合間に目の休憩を取り入れる方法と、長時間のゲームに向けた画面の整え方を紹介します。
「ゲーマーアイ」とは
「ゲーマーアイ」は、ゲーム中やゲームの後に、目が乾く、疲れる、かすむといった状態を指す俗称です。米国の検眼医(オプトメトリスト)の団体である米国オプトメトリック協会(AOA)は、こうした不調を、コンピュータービジョン症候群(CVS)とも呼ばれるデジタル眼精疲労として取り上げています。頭痛や首・肩のこりも、同じ画面作業に伴う不調のパターンの一部になりえます。この言葉は、独立した目の診断名を指すものではありません。 ゲームとデジタル眼精疲労に関するAOAの解説を読む(英語)。
ゲームをしていると、近くのディスプレイに長時間注意が向き続けることがあります。まばたきの習慣、ゲーム内の文字の読みやすさ、見る距離、部屋の照明、姿勢、そして環境に合ったメガネやコンタクトレンズの度数が、いずれも関係します。より幅広い内容のガイドでは、画面による不快感のこうした要因を、さらに詳しく解説しています。 コンピュータービジョン症候群のガイドを見る。
白熱したプレイでまばたきが変わる
健康な大学生50人を対象とした研究では、休憩なしで4時間PCゲームを続けた後、目の疲れや乾きを感じる人が増えました。プレイ中の平均まばたき回数は、1分間に9回を下回りました。研究者は、ピント合わせや両目の協調に一時的な変化が生じることも確認し、長時間ゲームをするときは、休憩をとって遠くを眺めるようすすめています。 4時間のゲームに関する研究を読む(英語)。
| 測定のタイミング | 平均まばたき回数(1分あたり) |
|---|---|
| ゲーム開始前 | 16.24 |
| ゲーム開始から1時間後 | 8.27 |
| ゲーム開始から4時間後 | 9.51 |
出典: Lee JW, Cho HG, Moon BY, Kim SY, Yu DS (2019). Effects of prolonged continuous computer gaming on physical and ocular symptoms and binocular vision functions in young healthy individuals. PeerJ, 7, e7050.
まばたき回数のデータが得られたのは、参加者50人のうち40人でした。回数は、どちらの測定時点でもプレイ前より少なくなっていましたが、1時間後と4時間後の間に有意な差はありませんでした。この短期間の研究は、安全なゲーム時間を示したものではありません。
別の実験では、カジュアルゲーマー20人が、アクション、アドベンチャー、スポーツゲームの短い場面を視聴・プレイし、その間のまばたきが記録されました。まばたきの回数は、安静時の基準値と比べて視聴中もプレイ中も少なく、動きの速い場面ではさらに少なくなりました。 ゲームプレイ中のまばたきに関する研究を読む(英語)。
ゲームに合った休憩のとり方
AOAは、ゲーマーにも20-20-20ルールをすすめています。20分ごとに、約6メートル(20フィート)先のものを20秒間眺めるというものです。ラウンドの終わり、チェックポイント、マッチング待ちの時間は、実行するのにちょうどよいタイミングです。アクションの最中にリマインダーが届いたら、次の都合のよい区切りで行いましょう。 ゲーマー向けの目の健康に関するAOAのヒントを見る(英語)。
- コントローラーを置くか、キーボードから手を離して、部屋の向こう側や窓の外を眺めましょう。スマートフォンをスクロールしていると、目は別の近い画面を見続けることになります。
- 休憩中は、まぶたをぎゅっとつぶらずに、やさしく完全なまばたきをしましょう。
- 長いプレイの合間には、ディスプレイから離れ、次のラウンドを始める前に姿勢を変えましょう。
短い休憩は、遠くを眺めて、楽にまばたきをするチャンスです。
それぞれの画面を快適に整える
ゲーミングモニター、リビングのテレビ、携帯ゲーム機では、目や姿勢にかかる負担がそれぞれ異なります。前のめりにならなくてもディスプレイが読めるようにし、映り込みを減らし、明るさを部屋に合わせて調整しましょう。 ゲーマー向けの環境づくりに関するAOAの解説を確認する(英語)。
- デスクトップでは、読むために画面に近づくのではなく、可能であればゲームのメニュー、字幕、HUD(ヘッドアップディスプレイ)を大きくしましょう。モニターは、楽に見える距離と角度に置きます。
- テレビでは、目を細めなくてもメニューや字幕がはっきり見える位置に座りましょう。部屋の照明をある程度つけ、画面に映り込むライトは動かします。
- 携帯ゲーム機では、文字サイズの設定があれば活用し、楽に読める距離で持ちましょう。長時間プレイするときは、腕を支え、首の位置をときどき変えます。
画面エルゴノミクスのガイドでは、見る距離、まぶしさ、姿勢について、さらに詳しく解説しています。 環境を見直す。
プレイ中にBlinkEasyが役立つこと
WindowsパソコンやMacでは、BlinkEasyがウェブカメラを使ってまばたきの回数を表示し、ご自身で決めた目標値を下回るとお知らせします。マップとにらめっこするのが本職のような人でも、画面の外に目を向けるきっかけがあると助かるものです。BlinkEasyの休憩リマインダーがその合図になり、日次レポートにはまばたきの回数、画面使用時間、休憩が表示されるので、プレイスタイルに合わせてリマインダーを調整できます。 BlinkEasyについて詳しく見る。
BlinkEasyは、ほとんどのゲームと一緒に使えるように設計されています。最適化された処理によってまばたきの計測は軽快に動作し、軽量なリマインダーは、FPSにほとんど影響を与えることなくゲームと並行して動作します。
総合的な眼科検査を受ける
眼科医などの目の専門家は、総合的な眼科検査の中で、ゲームによる目の不調を調べることができます。どの画面を使っているか、普段の見る距離、プレイ中に気づいたことを伝えると役立ちます。検査では、メガネやコンタクトレンズの度数がその距離に合っているか、目のピント合わせや両目の協調がうまくいっているかを確認できます。 AOAによるデジタル眼精疲労の評価方法を見る(英語)。